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7月7日開催第46回ツキイチカフェ「はた織りでたて糸1本抜けているのをキズと見るか?柄と見るか?ただ、それだけの事が、、、。」

77日開催第46回ツキイチカフェは、城 哲也さん(NPO法人さをりひろば副代表)と4名のさをり織り講師をゲストにお迎えして、「はた織りでたて糸1本抜けているのをキズと見るか?柄と見るか?ただ、それだけの事が、、、。」をテーマに開催しました。


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最初に城さんから、どのように「さをり織り」が生まれてきたかお話頂きました。

年配の「みさを」さんという女性が、機織りの魅力に惹かれ熱心に織物を作り、店に持っていきました。ところがお店から、1か所傷があるとことを指摘され、これでは商品にならないと言われ断られたそうです。

みさをさんはなぜ完璧にできてなければならないのか疑問を感じ、今度は逆にきちっと作ることにこだわらず、自由なデザインのマフラーを
10枚織って心斎橋の一流のお店に持って行いったそうです。すると、評価が全く逆で「こんなマフラーを見たことない」と飛ぶように売れたそうです。

次にその心斎橋のお店から、同じデザインのものをもっと作って持ってきてほしいと依頼されましたが、みさをさんは同じデザインのものを作ることに興味を失い、マフラーを作ることをやめてしまったそうです。同じデザインのものを繰り返し作るのは、死んだ作品を作ることだと考えたからです。


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ある時、みさをさんはある障がい者作業所から機織りの指導に来てほしいと依頼を受けました。施設を訪問して、職員の人から見せられた作品はどれも魅力が感じない。みさをさんは他にはないですかと聞きました。そうすると、職員が指導する前に障がい者の人たちが織った作品を失敗作ですと持ってきたそうです。それらの作品が、個性的で実に魅力的だった!

障がい者の人たちの自由な発想の芽を、私たちは摘んでしまっているのではと気がついたそうです。障がい者の人たちは、私たちに「感性」を教えてくれると。

これが原点となり、みさをさんは、「教えない」、「見本を作らない」、「マニュアルを作らない」をモットーとしたに機織り「さをり織り」を開発し、104歳まで世界に広める活動を続けられたそうです。

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みさをさんのお孫さん城哲也さんも、障がい者施設で学び、さをり織に取り組むようになってからは、障害のある人たちに講師を務めておらい、「さをり織り」の普及に努めています。指導にきてほしいと招かれた施設で、「教えない」という姿勢を貫くことは最初驚かれるが、職員の人たちがその意味を理解し、障がい者の人たちへの指導・対応を変えると、施設の雰囲気はがらっと変わって、それまで「やらされ感」で織っていたものが、みんなワクワクしながら楽しく織ってくれるようになったそうです。

障がい者の人に限らず、高齢者も認知症の人も、子どもも大人も、ひとつの施設の中で一緒に思い思いに織っていると、みんな生き生きとしてくる。

城さんは、海外各地にも普及活動をしていますが、ベトナムで戦争のため奇形児となった人がさをり織りを体験した時、「さをり織りは言葉に関係なく人と人とを結びつける。自由の革命だ!」と言ってくれたそうです。

 

城さんのお話を聞いていた参加者もみんな、さをり織りには機織りを越えた何かがあると感じたのではないでしょうか。


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城さんのお話の後は、待望のさおり織り体験。

最初うまくできるか不安でみなさん緊張していましたが、障がいのある講師の方に「失敗しても大丈夫ですよ」と声をかけて頂き肩の力が抜け、織り始めることができました。


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「次はどの色の糸にしようか?」、「カラフルな毛糸も織り込もうかな?」、「俺って機織りの才能あるな~!」などと会話が飛び交うようになりました。参加者のみなさんも夢中になってさをり織りを織りあっという間に時間が過ぎてしまいました。

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最後はお互いの作品を見せ合い、楽しい貴重なさをり織り体験を終わりました。


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以上

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