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第45回ツキイチカフェ「僕が焼き芋屋さんを始めた理由」~蜜香屋に託した思い~

616日開催第45回ツキイチカフェは、石山 陽介さん(㈱ソイルワーキングス(蜜香屋))をゲストにお迎えして、「僕が焼き芋屋さんを始めた理由」~蜜香屋に託した思い~をテーマに開催しました。

 

石山さんの話は、学生時代に社会へ出たくないとの思いを持ったことから始まりました。

社会へ出たら働かなければならない、意義を感じられる仕事でなければやりたくないと。アルバイトの面接でも、その仕事に興味を持てないことを正直に言ったため、ことごとく不採用になりました。


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就職に興味を感じられない中、環境のためにビジネスをするという強い思いをもった会社と巡り合い就職し、そこで仕事の仕方を学ぶとともに、想いを共有しその後の石山さんの仕事をサポートしてくれるかけがえのない仲間を得たそうです。

その会社を退職後に、土の力を信じ健康な土壌環境を作ることにより豊かな野菜を育てるという土着菌活性資材を研究開発する会社に縁あって就職しました。土の力を取り戻す仕事に魅力を感じ、営業の仕事についたそうです。

ところが、農家の人たちに「土の力を取り戻す」と説明しても理解してもらうことができず、営業はまったくうまくいきませんでした。会社にこれ以上迷惑をかけてはいけないと、土壌活性資材を販売するため独立して事務所を構えましたが、パソコンの前に座っても何をしたらよいか分からなかった。後から思えば事務所などいらなかったそうです。

 

当時創作料理のお店へ食べに行ったが、どこのお店も調理の工夫はしているが、素材の美味しさが感じられない、取れたての野菜の美味しさに勝るものはないと感じていました。

そんな時に、スイーツのような感覚の安納芋との出会い、この安納芋を一流パティシエと肩を並べるところまで持っていけたら、百貨店でケーキ屋の隣で焼き芋を売れるようになったらと目標が定まってきたそうです。


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共感してくれた種子島の農家さんの畑で、土壌活性資材を使った安納芋を少しずつ育て、石山さんも畑仕事に入りました。収穫したお芋は、大阪中崎町に1.5坪のお店をオープンし、お芋のあるときでだけ焼き芋を販売することから始めたそうです。

その後は徐々に、焼き芋は「蜜香焼」という名前で各地のイベントで販売を広げていきました。当初は、秋に焼き芋の商売を始め、春に店じまいをするというパターンで営業していましたが、一年を通して働きたいと希望するスタッフがお芋のスイーツなどを開発してくれて、年間を通して店を開けてスイーツなどを販売するようになりました。

事業を広げるため、お店も移転しましたが、新しいお店の土壁はスタッフがみんなで塗ったそうです。


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大阪市の「あきないグランプリ」で表彰され、テレビでも何度か取り上げられ注目されるようになり、事業を拡大していきました。

石山さんは経営者としてスタッフに命令するスタイルは取らず、彼のところに集まってきた仲間が、それぞれが持ち味を生かして、事業を拡大してきたそうです。

参加者から「土や肥料への思い」と「焼き芋屋への思い」に共通点はとの質問に対して、「人への思い」が根本にある、理想とする組織は「土のような」、「有機物のような」組織ですと石山さんは話されました。

子どもたちや若者たちの事件が最近多く起きているが、その原因の多くは社会の側にある、子どもたち、若者たちが肯定して生きていける社会をみんなで作っていきたいと、最後に石山さんは「蜜香屋に託した思い」を語って終わりました。


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なお、今回石山さんから2種類の焼き芋を提供して頂き、参加者は美味しいお芋に舌ずつみを打ちながら、お得感いっぱいで石山さんの話を聞きしました。


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以上

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