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第44回ツキイチカフェ:NPOにボランティアはいらない?~市民参加とNPOの課題を考える~

62日開催第44回ツキイチカフェは、梅田 純平さん((社福)大阪ボランティア協会)をゲストに迎えて、「NPOにボランティアはいらない?~市民参加とNPOの課題を考える~」をテーマに開催しました。

ゲストの梅田さんのご両親はボランティア活動で知り合って結婚されたお二人。生まれた時からご両親のボランティア活動が生活の一部であり遊び場だった、梅田さんの手を引いてくれたのも知的障がい者の人だったそうです。
大学生活の半分はワークキャンプなどボランティア活動で、卒業後も
1年農業を経験の後は障がい者支援に6年間携わり、その後大阪ボランティア協会の職員となりました。

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50年以上の歴史を持つ大阪ボランティア協会の梅田さんから、NPOについての衝撃的なデータが示され、現在NPOが抱える課題について話がされました。

NPOとは、”Not for Profit, but for MISSION” Organization(ミッションのための組織)であり、NPO法に書かれている目的には、「市民が行う自由な社会貢献活動」とあります。NPOの活動にはボランティアは欠かせない存在!(のはず?)です。

ところが、一般市民にNPO法人とボランティアグループとどちらに寄付しますかと聞くと7割の人がボランティアグループと答えるそうです。NPO法人のことはよく分からない、‘怖い’というのが理由のようです。

 

NPO法人の数は51,000に達していますが、一方でボランティアの人数が“0人“の団体が21.1%もあり、賛助会員”0人“の団体が38.9%、寄付者”0人“の団体が60.5%あります。また、年間予算100万円以下の団体が18.1%(予算ゼロが3.3%!)あります。

また、NPO法人の財源構成を見ると、会費・寄付が10.8%であるのに対して、事業収入が77.0%、補助金・助成金が10.9%となっています。事業収入は市場で収入を得ていくことが容易でなく、助成金は使途が限定され使い勝手が悪い、NPOにとって自由に資金が活用できるのは会費・寄付であるにも関わらず。


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これらのデータから、今回のテーマ「NPOにボランティアはいらない?」という疑問が、なぜだろうと出てきました。後半は参加者でお互いに、その原因やあるべき姿について話し合いました。

参加者から梅田さんに、NPOはボランティアや寄付者を“集めないのか?”、“集められないのか?”と質問も出されましたが、梅田さんからは、運営が自立できないと募集できないと思いこんでいる団体もある。ミッションを達成するために手段として事業に取り組んでいるのが、いつしか事業が目的となっている団体もあると説明されました。


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NPOの財源は、会費・寄付と事業収入、助成金の3つがバランスよく得られるが理想あり、それを目指してほしいと話されました。

今回のツキイチカフェでは、フェア・プラスの財政構造も示され、本来あるべき姿、目指すべき方向を考えるフェア・プラスにとってもよい機会になりました。

 

以上

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