2018年7月22日、徳島県主催、消費者庁等の後援で、「消費者行政新未来創造オフィス」開設を記念し、「エシカル消費自治体サミット(エシカルひと・まちサミット2018inシモノロ)」が、徳島県三好市のシモノロ・パーマネントが開催されました。
フォーラムには、京都を代表しフェア・プラスが参加致しました。
フォーラムは、徳島県副知事のオープニング挨拶、㈱リバースプロジェクト龜石太夏匡氏の基調講演、そしてパネルトークでは徳島県を始め各自治体よりエシカル消費推進を図るための取り組みについて発表が行われ、最後に「シモノロ共同宣言」を採択して終了しました。
徳島県のHPにもフォーラムの様子が掲載され、NPO法人フェア・プラス(京都府)の写真、名前も載っていますので、ご覧ください。
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kurashi/shohiseikatsu/5013650/
各自治体の取り組みでは、徳島県、神奈川県、静岡県、愛知県、鳥取県の自治体職員より、学校教育の現場で子供たちがエシカル消費の重要性を学ぶ取り組みやフェアトレードタウンとしての活動、地域の特徴を生かしたエシカル商品開発の紹介などが行われました。その中で京都を代表し、フェア・プラスが唯一の民間団体として活動紹介を行いました。
〔パネルトークでの静岡県、愛知県、鳥取県からの発表〕
活動紹介では、フェアトレードの推進を図るため、魅力ある商品の開発を行い、百貨店等で一般の消費者に商品の良さで購入してもらい、その後フェアトレード商品であることを知ってもらう取り組みを紹介。事例として、フィリピン・マリナオ村で製作した帯やクラッチバッグ、巾着などの商品を紹介しました。
〔フェア・プラス河西の発表、右側:徳島県、左側:神奈川県〕
これらの商品が、着物の㈱一加との共同開発、ジュエリーアーチスト井澤葉子氏のデザインであることを紹介し、本物を追求するまったくことなる分野の人たちが先入観念に捕らわれず協力することにより、素晴らしいエシカル商品が生まれることを発表しました。
アバカ名古屋帯などの写真を見た会場の人たちからは驚きの声がもれ、パネルトークのコーディネーター加渡いづみ氏(とくしまエシカル消費推進会議会長)と龜石太夏匡氏からも素晴らしい取り組みと高く評価頂きました。
会場となったシモノロ・パーマネントは、旧下野呂内(しものろうち)
また、前日の7月21日には徳島市内で、徳島県の県内外の高校が参加して、自分たちが取り組むエシカル消費推進のための活動の発表を行いました。どの高校の発表も、高校生と思えぬほど、質が高く素晴らしい活動で、明るい未来を感じさせてくれるものでした。
今回、全国規模のフォーラムでフェア・プラスの活動を紹介する機会を得て、また京都以外の自治体の職員の人たちとも交流し、徳島の魅力の再発見にも繋がり、とても有意義な二日間となりました。フォーラムでの発表をご依頼下さった京都府消費生活安全センターの方たちには感謝申し上げます。
ここで得た経験と新たなネットワークを、フェア・プラスの今後の活動に生かして行きたいと思います。
以上