NPO法人フェアプラス 事務局長Blog

第26回ツキイチカフェ「子どもたちの声を受けとめて」~チャイルドライン京都の実施から~

910日開催の第26回ツキイチカフェは、外村まきさん(NPO

法人チャイルドライン京都 理事長)をゲストにお迎えして、「『子どもたちの声を受けとめて』~チャイルドライン京都の実施から~」をテーマに開催しました。

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外村さんは、初めは子どもたちが伸び伸びと活動できる親子劇場を立ち上げ、その後も「京都子どもセンター」の立ち上げに関わられました。活動する中で、「子どもの声を聞く大人はいるのか?」、「子どもの居場所はあるのか?」との疑問を抱くようになったそうです。

年間約300名の子どもが自殺、多くの子どもが虐待やいじめにあい、三人に一人の子どもが孤独を感じている、状況は年々厳しくなっているそうです。


厳しい状況の中、子どもたちの声をしっかり聞いていこうと、全国各地にチャイルドラインが立ち上げられました。そして京都でも外村さん方が「チャイルドアイン京都」を立ち上げたそうです。


外村さん 写真 (2)

チャイルドラインは、18歳以下の子どもたちが掛けるフリーダイアルで、電話を受けるスタッフは以下のルールを守っています。

  • 子どもから聞いた話を誰にも言わない。

  • 子どもは名前を名乗らなくてもよい

  • いやになったら、子どもはいつ電話を切ってもよい

  • どんなことでも一緒に考える。大人から子どもへの指示的な発言はしない。

年間チャイルドラインへの着信件数は全国で202千件あり、電話をかけてきたけど何も言葉を発しない電話が半数近くの48.7%あり、またいじめに関する電話も4,180件もあるそうです。虐待、不登校、自傷が年々増加してきており、子どもたちは寂しく、誰かに思いを聞いてほしい、受け止めてほしい、自分の存在を認めてほしいとの思いを持っています。


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チャイルドラインでは、子どもの自己解決能力を信じきって、子どもたちが自分で答えを見つけるまでじっくりと聞くことに徹しています。決して大人の考えを言わないこととして。


電話を受ける人たちは真剣に子どもたちの話を日々聞くため、顔の見えない子どもにそこへ行って手を差し伸べてあげたい、自分の子どもへの対応ではたしてよかったのだろうか、その後子どもはどうなっただろうかなど、悩むことも多いそうです。チャイルドラインでは、電話の受け手の人たちのしんどい思いを和らげるための「支え手集団」も設けて、活動が継続できるようにしています。


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最後に外村さんから、子どもがそこにいること自体が素晴らしいことなのだと無条件で子どもの存在を認めてあげることが大切です、大人が変わらなければ子どもは変わりませんと話されたのが印象的でした。


数年前にチャイルドラインからカードを受け取ったことがある学生ボランティアからも、カードの裏にはそんな苦労があるのですねと、口々に感動を話していました。

 

NPO法人フェア・プラス

事務局長 河西 実



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