6月25日のイベントは、フィリピンで生産するフェアトレードコーヒーを取り扱うシサム工房との共催で開催しました。
「フェアトレード」だから商品がよいのではなく、よい商品を思いを込めて作り販売しているから「フェアトレード」なのだと、参加者に感じてもらうイベントだったと思います。
最初に、シサム工房の水野社長から、フィリピンの自然の森で生育するコーヒーを一つ一つ手で摘みしたシサムコーヒーについてお話し頂き、そして社長自らコーヒーを淹れて参加者に提供頂きました。
次にフィリピン・マリナオ村から来日したBingさんから、マリナオ村の暮らしやアバカ、マクラメ編みについて説明。そしてBingさんに「マクラメ編みの実演」を行ってもらい、その技の素晴らしさを参加者に間近で見て頂きました。
さて、その次が今回のイベントのメインイベント、参加者のみなさんによる「アバカ・アクセサリー作り体験」。
マニュアルを見ながら、一つずつ手順を確認して進めて頂いたのですが、これが複雑で難しい!
あちこちから、「わー!えー?分からないー!」などの悲鳴が上がってきました。
スタッフが各テーブルについて、アドバイスを行い、みなさん真剣な面持ちで何とかマクラメ編みに取り組んでいらっしゃいました。
参加者のみなさんには、マクラメ編みの難しさを体感して頂き、アバカ・マクラメ編み製品の素晴らしさを理解して頂けたのではと思います。最後は、スタッフの協力により、ネックレスやストラップに仕上げ、みなさんに持ち帰って頂きました。
締めくくりに、みなさんの笑顔をパチリ記念写真に収めイベントを終了しました。
今回のイベントでは、前日にスタッフが自分たちでマクラメ編みを体験して、その難しさを認識しました。限られた時間に参加者に編んでもらうことはかなり厳しいとなり、急遽マニュアル作成と各アバカの紐の先に番号札を付ける作業を行い、当日はスタッフが一人ずつテーブルについてアドバイスを行うことにしました。
ボランティア・スタッフの、この機動力とチームワークにより、ワークショップを行ことができました。責任者の私もただただ頭が下がるばかりです。
NPO法人フェア・プラス
河西 実