2017年最初の1月14
日開催ツキイチカフェは、ゲストをお呼びせず、フェア・プラス事務局長の河西が「フェアトレードと障害者問題への取り組みを考える」をテーマに、これまでのフェア・プラスの活動の振り返りと、現在見えてきた課題についてお話させて頂きました。
また、最後に4月16日上映のドキュメンタリー映画「あい~精神障害と向き合って」の短縮版を上映し、参加者のみなさんとの意見交換を行いました。
フェア・プラスの活動については、なぜフェアトレードと障害者作業所支援の両方を取り組んでいるのか、いずれの当事者も同じような状況に置かれ、スタッフ・職員も同じように悩みを抱えながら一生懸命取り組んでいることから、両者の繋がりを作ることの意義についてお話をしました。
フェアトレードでは、フィリピン・マリナオとの協力により、より魅力的なアバカ商品の開発を進めてきたこと、また同時にマクラメ編みトレーニングやアバカの苗木の植林などを行い、伝統の保護、自然の保護も大切にして取り組んできていることなどご説明しました。
障害者分野では、ここ数年行政も専門家派遣や優先調達など積極的に取り組んできている中で、フェア・プラスが今後果たす役割は何かなど、現在の課題についてもお話しました。
また障害者については、特に精神障害者の人たちに対する根強い偏見があり、それを改善していくために多くの市民に理解を得ていることが重要ではと、4月に上映するドキュメンタリー映画の意義についてお話しました。
参加者のみなさんからは、フェアトレードや障害者の問題に対する理論を提示するだけでなく、自ら実践して取り組んでいることを評価して頂きました。また、ドキュメンタリー映画については、短縮版でしたが、参加者のみなさんの心に訴えるものがあり、ぜひ16日は上映会へ行きたいとの声をお聞きしました。
NPO法人フェア・プラス
河西 実