日本では一部の県で緊急事態宣言が終わり自粛要請が解除されてきていますが、フェア・プラスが支援に取り組んできているフィリピンでも徐々にではありますが、同様の動きが出てきています。
マニラなど大都市では、ロックダウン(都市封鎖)、厳しい外出禁止令が続いていますが、マリナオ村のあるパナイ島では感染防止策が少し緩和されてきました。
これまでマリナオ村でも、食料品の購入以外の目的での外出が禁止され、許可証を持っていなければ、村からの出入りすることもできませんでしたが、5月16日よりパナイ島の中での移動が可能となりました。
マリナオ村はパナイ島のアクラン州にありますが、アクラン州の州都カリボまで行くことが可能となり、カリボの町に働きに行くことも、マリナオ村の畑で働くことも可能となりました。
また、5人以下であれば集会を開いたり、食事をしたりすることも認められるようになりました。ただ食事をする時は、向かい合わせではなく、一列に並んで座って食事をすることが条件となっています。
一方、パナイ島への出入りは引き続き厳格に規制されていて、現在もマニラなどの他の都市からパナイ島に入る人間は2週間の隔離生活を送ることが条件となっており、カリボの空港も閉鎖されています。
まだ、日本から支援物資をマリナオに送りことも、マリナオ村で作ったアバカ製品を日本に送ってもらうこともできません。
もうしばらく辛抱の状況が続くようです。