NPO法人フェアプラス 事務局長Blog

【支援のお願い】フィリピン・マリナオ村の台風ウルスラによる被災者への支援のお願い

  • 2019年12月30日

クリスマスを祝う日(1225日、26日)にフィリピンを襲った超大型台風ウルスラは、フェア・プラスがアバカプロジェクトで長年交流するマリナオ村を直撃しました。

台風ウルスラにより、死亡28人、不明12人、公共施設への避難者43,000人という甚大な被害が出ました。


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特にマリナオ村があるパナイ島で多くの死者が出るなど、最大の被害が発生しています。


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マリナオ村でも、現在も電気、水道が不通となっており、アバカ・マクラメ編み生産者の多くの家も被害が出ています。


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フェア・プラスが過去何年も植林に協力してきたアバカの木々も強風に弱く、次々になぎ倒されました。


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マリナオ村生産者組合では、備蓄していた食料を住民に緊急で提供しています。


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詳細な被災状況の把握を現在進めていますが、フェア・プラスは年末年始の休み明け後、マリナオ村被災者への支援のための募金を行いたいと思います。

年明け後、改めてご連絡させて頂きますので、ぜひみなさんの募金のご協力をお願い致します。


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2月8日開催第52回ツキイチカフェ:「人生の働き方改革 自分仕事をはじめたわけ」

  • 2019年12月19日

テーマ:人生の働き方改革 自分仕事をはじめたわけ

 

子供の頃、なりたかった職業は何ですか?子供の頃は、好きなことを仕事にしたいと夢見ていたのに、現実が見えてくると、なかなかその選択はできないものです。好きなことを仕事に選ぶことに、恐れや不安がたくさんありますからね。かつての、いや、今の私もそうです。

しかし、もし、今と違う選択をした時、残りの人生を自分らしく、生き生きと働く事が出来るとしたらどうでしょう。

そして、生き生きと働く大人が、世の中に増えたとしたら、社会はどんな風景になるのでしょう。

人生の折り返し、40代半ばを迎えた私は、何かの社会課題を解決しようとしているわけでもなく、ただ、誰もが含まれるホッとする場所を作りたい。そんな憧れから、自分仕事として、カフェを始めました。

まだまだ始めたばかりの私ですが、サラリーマンを辞め、カフェを始めた歩みについてみなさんとお話できたらと思っています。正木 智砂


52回ツキイチカフェ活動写真

フェアトレード・コーヒーを飲みながら、ゲストのお話をお聞きして、みんなで会話を楽しみましょう。どうぞ気軽にご参加下さい。

 

ゲスト:正木 智砂(sobanomiつながりカフェ)

どんなときも自分らしくあるために、京都は烏丸五条にある京町家カフェ“つながりカフェsobanomi”そして、人と人とのつながりを大切にするコミュニケ―ション方法を学ぶ場“NVC学び合いの会in京都”を運営し、人と人、人と自然とのつながり創りを探求しています。


52回ツキイチカフェゲスト

日時:28日(14001600

会場: 東山いきいき市民活動センター3階 302号室

605-0018 京都市東山区巽町442-9

定 員:20

参加費: 社会人800円、学生・会員500

    (フェアトレード・コーヒー、アバカ手編みコースター(初回参加者)、ブランドカードセット代を含む)

主催:NPO法人フェア・プラス、共催:東山いきいき市民活動センター

申込:NPO法人フェア・プラス

Tel075-744-0646FAX075-744-0945

Mail:  info@fairplus.org 


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NPO法人フェア・プラス

600-8492 京都市下京区月鉾町52 イヌイ四条ビル3階Flag四条

Tel: 075-744-0646Fax: 075-744-0945

Mail:  info@fairplus.org 

 

次回以降の予定

38日(日) ゲスト:西田 太一(JAMMIN合同会社 代表)

以上

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12月8日開催第50回ツキイチカフェ:亡き重度障害児の息子から学んだ「もったいない精神」

  • 2019年12月13日

128日開催ツキイチカフェは、守部 吾妻さん(NPO法人essence副理事長・「食と福祉」に特化したプロシューマ―)をゲストにお迎えして、「亡き重度障害児の息子から学んだ『もったいない精神』」をテーマに開催しました。

 

ツキイチカフェは、守部さんの手話による挨拶から始まりました。

守部さんの長男は重度の障害により、10歳で亡くなるまで、寝たきりの状態で暮らしていました。守部さんが長男を連れて外出した時、車イスが大きいという理由で、市バスの運転手に次のノンステップバスが来るまで待つよう乗車拒否される、ラーメン屋でも入店を拒否されるという経験をしました。
息子さんにぴったりに思われる子どものファッションショーがあったので応募してみると、障害児が応募してくることを前提にしていなかったと門前払いされたそうです。


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守部さんは息子さんが亡くなられた後、シングルマザーとなり3人のお子さんを育てるため、40歳まで企業で正社員として夢中で働きました。

ある時聴覚障害の友人から、ツアー旅行への参加を申し込んでも断られる、聴覚障がい者を受け入れてくれる料理教室もないと聞き、重度障害の息子さんが拒否され続けた記憶が蘇りました。息子さんを亡くされてから、守部さんは今も障がい者の人たちがそのような問題を抱えていることに気が付かなったと、そんな自分にショックを受けたと話されました。そして、友人に聴覚障害の人を受け入れる料理教室がないのであれば、私が料理教室を開く!と、宣言したそうです。

その時に料理教室の講師をお願いした人が、一流のシェフ:ブーランジュリ シュクレクール オーナーシェフ岩永 歩さんでした。岩永さんは、快く講師を引き受けて下さり、聴覚障害の人たちのための料理教室を初めて開催しました。30代から60代の参加者は、全員プロのシェフに習うのは初体験で参加できたことに感激してくれたそうです。

料理教室は大成功に終わり、守部さんはこれで約束を果たせたと思いましたが、その時シェフの岩永さんは守部さんに、これで終わってしまっては意味がない。障がい者の人たちのための料理教室を続けたいので守部さんに協力してほしい。守部さんが協力してくれないのであれば、他の人にスタッフになってもらっても続けると言われたそうです。

守部さんは、ここで引き下がってはと勤めていた会社を退職し、NPOを立ち上げました。これがNPO法人essenceで、岩永さんが理事長に、守部さんが副理事長になって活動を始めたそうです。


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NPO法人essence立ち上げの経緯について話をされた後、守部さんから参加者に質問がされました。

「今、120%ハッピーな人はいますか?」、「202012月に120%ハッピーになるための方法を5つ以上上げて下さい」

参加者が答えに戸惑っていると、守部さんから、「人の可能性は自分が思っている以上に3万倍あります。自分が実生活を60%楽しんでいると感じたら、まだ伸びしろがいっぱいあります」と話されました。

日本には、「予祝」(願いことが叶う前に自分で叶うことを祝うこと)という言葉があります。お花見は何のためするようになったか分かりますか、秋の豊作を前もって祝っているのです、前もって祝うことによって願いことが実現するのですと、話をされました。

 

守部さんは、自分が楽しくなることにより、周りの人も幸せになれる。過去は「歴史」、将来は「未知」、今は(私たちが頂いた)「プレゼント」です、「今を楽しく生きなければもったいない!」ですと続けられました。

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NPO法人essenceでは、42日の世界自閉症デーにちなんで、だれもが楽しく暮らせることを目指し、「まぜこぜ大阪」を毎年開催しています。障がい者の問題をどうやって理解してもらうかと深刻な顔をして悩むのではなく、「楽しかったらいいじゃない!」と、プロのシンガーも芸人もパティシエも、障がい者の人たちも、一般の人たちも集まって、とにかくみんなで楽しく盛り上がるイベントだそうです。イベントそのものが楽しいため、ぜひもっと輪を広げたいと100名のボランティアの人たちが集まって活動しているそうです。

 

今回の参加者には学生も多く、守部さんから参加者に、とにかくやりたいことに取り組んで下さい、アクションを起こして下さい、私も動き続けますと話をされました。参加者もみなさん守部さんの話を聞き入っていました。

 

essenceの語源は「一滴のしずく」です、一滴のしずくは小さいですが、それが共感を呼べば水面の波紋は広がっていきますと、最後に話されツキイチカフェを終わりました。


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以上



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