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マリナオ村での環境保護についてのセミナーの開催

  • 2018年08月25日

823日、24日フィリピン・マリナオ村では、フィリピン農林省の専門家等を村へ招聘し、環境保護やアバカの木が育つ環境、廃棄物処理の問題について、2日間セミナーを開催し、村人たちにその大切さを学んでもらいました。今回フェア・プラスは、フィリピン政府の専門家を招く費用などの支援を行いました。


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〔フィリピン農林省の専門家〕

 

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〔真剣にセミナーを受ける村人たち〕

 

昨年マリナオ村より来日した生産団体代表Villaflor V Javierさんは、日本の環境保護団体と面談し、一旦崩れてしまった環境を復活させるには50年、100年掛かること、日本の環境破壊と復活の活動の歴史を通じて、環境保護の重要性を学んで頂きました。


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20176月、京都の環境保護団体フィールドソサエティ訪問〕

 

マリナオ村の人たちは、自然は当たり前にあり価値のないもの、都市化が素晴らしいこととの思いを頂いていました。そのため、村が豊かになるとともに、素晴らしい自然環境を失っていってしまうのではと危惧したフェア・プラスは、村の人たちに自然の大切さを知ってほしいと願い、セミナー実施のために資金の提供を行いました。


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〔生物多様性の重要性についての講義〕

 

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〔環境保護に関する講義〕

 

2日間セミナーを受講した人には修了書が手渡され、笑顔での記念写真を撮りました。

きっとセミナーを受講した人たちは、村の自然の大切さを理解して、村の発展と自然環境の保護の両立を目指してくれるのではと。フェア・プラスは願っています。

 

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〔笑顔のセミナー終了の記念撮影〕

 

以上

 


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マリナオ生産者共同作業場の充実

  • 2018年08月24日

フェア・プラスは、昨年マリナオ村のアバカ・ハンディクラフト生産者組合からの強い希望を受けて、共同作業場の建設ための資金を提供しました。

村の人たちはレンガやセメントなどの建設材料を購入し、自分たちの手で共同作業場を建設しました。その時は、最低限の資金で建設しため、床や壁がむき出し、窓ガラスもない、最低限の建物でした。


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〔昨年の建設中の共同作業場〕

 

それでもマリナオ村の人たちは、喜んで製品作りやマクラメ編みトレーニングに利用してくれました。


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〔最低限の設備の建物でも村人は喜んで活用してくれました〕

 

このように何の設備もない建物だったため、村人たちに使い勝手を聞いたところ、できたら壁や床を塗りたい、窓を入れたい、製品を在庫できる部屋を作りたい、トイレを作りたいなど多くの希望が出てきました。共同作業場を活用し始めたからこそ出てきた希望です。

 

そこで、今年フェア・プラスはさらに追加の資金を提供し、村の人たちの手によって改修工事を行いました。


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〔取り付けた窓枠と窓ガラス〕

 

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〔設置したトイレ〕

 

この追加工事により共同作業場をとても素敵な建物にすることができました。


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〔改修した建物で行われた研修〕

 

今後、マリナオ村生産者の人たちは、製品つくりの共同作業やマクラメ編みトレーニング、ミーティング、パーティーなどいろいろ利用してくれることと思います。


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〔共同作業場に集まる笑顔の村人たち〕

 

フェア・プラスは、今後もマリナオ村の人たちと話し合って、村の人たちにとって必要な応援していきたいと思います。

 

以上

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