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第36回ツキイチカフェ「竹を採算の取れる事業にして日本中の竹林を美しくしよう!」

  • 2018年07月12日

78日開催の第36回ツキイチカフェは、曽我 千代子さん(NPO法人加茂女〔かもめ〕理事長)をゲストに迎えて、「竹を採算の取れる事業にして日本中の竹林を美しくしよう!」をテーマに開催しました。


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曽我さんが活動を始めたきっかけは35年前公民館の井戸端会議で何か社会の役に立つことをしようとグループ(後のNPO法人加茂女)で、アルミ缶の回収を始めたことでした。
その時、曽我さんが先頭にたってアルミ缶の回収を始め、缶を販売した収入を施設に寄付していったそうです。活動を始めると協力してくれる人が集まってきた、活動の勢いを増しました。

曽我さんたちは、次に地域の大きな課題である竹林整備に取り組みました。
京都山城地域は筍の名産地でしたが、そのころ中国産の竹の輸入が増加して誰も竹を使わなくなる、竹林が荒れる、産業廃棄物が竹林に不法投棄され更に荒れるという悪循環に入っていました。

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NPO法人加茂女」と法人化したグループは、チェーンソーを購入して本格的な活動を始め、活動に協力しようとリタイヤした男性や竹に詳しい人たちが集まってきたそうです。

加茂女は、当初竹の茶碗など工芸品作りを始め、さらに「竹を食べて放置竹林を無くす」を合言葉に、「筍お焼き」など竹と筍の食品加工に取り組んでいきました。
「筍お焼き」は「ふるさと加工食品コンクール」で最優秀賞を受賞するなど、先駆的な取り組みとして高く評価されたそうです。


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さらに、補助金を得て機材を購入、保健所より食品安全の許可を取得し、協力して下さる方の家を活動拠点として、本格的な食品加工に取り組んでいきました。

しかし、事業を採算に乗せることは中々難しく、お借りしていた家からも出ざるを得なくなったため、曽我さんは自ら家を一軒購入したそうです。

その家で、食品加工を行うとともに、現在カフェをオープン、ランチの提供も始め積極的な取り組みを進めていっています。

また、親子連れに竹林へ遊びに来てもらいたいと、ボランティアの人たちが竹を使ったブランコや物見台を作る。チッパーを購入して竹のチップを作り、燃やして竹炭作りや、竹チップを活用したトイレも開発、畑の肥料にする取り組みも展開しています。

 

今回のツキイチカフェの参加者には何らかの形で竹にかかわっている方が多く、いろいろな意見が出されました。プラスティックは環境に悪く、竹は自然に優しい。竹の活用方法を考えても遠方では輸送にかなりのコストがかかるため、地元で生かす地産地消型ビジネスにしないと採算が取れない。竹の関係は手仕事の部分が多いため大量生産が難しく、付加価値の高いものを考えていく必要があるなど、多くの意見が交わされました。

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最後に曽我さんから、20世紀は科学で発展してきたが、それが行き詰っている。21世紀は自然回帰の時代、成長の早い竹はその主役となる可能性を秘めていると、竹への想いを語られ終わりました。

 

以上


  • Posted by minorukasai51
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