NPO法人フェアプラス 事務局長Blog

7月8日開催第36回ツキイチカフェ「竹を採算の取れる事業にして日本中の竹林を美しくしよう!」

  • 2018年05月26日
テーマ「竹を採算の取れる事業にして日本中の竹林を美しくしよう!」

「加茂女」の活動は環境保全運動に関わりだしてからも30年以上になりますが放置竹林整備に取り組んで15年になります。きっかけは筍の価格が中国産に負け竹その物の需要が低迷し竹林が荒れだし不法投棄の温床になり、ついには産業廃棄物の埋め立て地が出来てしまったことから、ボランティアで放置竹林整備を始めました。その中で、竹の利活用を考え「竹を食べて放置竹林を無くす」を合言葉に食品開発から製造販売迄を手掛けるようになりました。しかし、なかなか採算ベースには乗ってきません。近年はチップ化やペレット化にまで乗り出し、何とか採算性のある活用方法を見つけようと躍起になっています。
21世紀は自然回帰の時代だと確信していて、その中で成長の早い竹は重要なポストを占めてくるはずだとの考えで「竹の今風の活用方法を見出す」との強い思いで活動しています。〔曽我 千代子〕
フェアトレード・コーヒーを飲みながら、ゲストのお話をお聞きして、みんなで会話を楽しみましょう。どうぞ気軽にご参加下さい。

第36回ゲスト曽我氏写真

ゲスト:曽我 千代子(NPO法人加茂女〔かもめ〕理事長

大阪から加茂に移り住んで35年になります。ジャンケンで負けて自治会の婦人部長になったことから、加茂町議520年、合併後の木津川市議28年を経験しました。以前から町の課題に取り組んでいた「かもめ」をNPOにして、竹の実用化に向けて試行錯誤をしています。


第36回ツキイチ活動写真

日時:78日(日)14001600

会場: 東山いきいき市民活動センター2階 視聴覚室

(協力:東山いきいき市民活動センター)

605-0018 京都市東山区巽町442-9

定 員:20

参加費: 社会人800円、学生・会員500

    (フェアトレード・コーヒー、アバカ手編みコースター(初回参加者)、ブランドカードセット代を含む)

申込:NPO法人フェア・プラス

Tel/FAX: 075-525-0064

Mail:  info@fairplus.org 

 

次回以降の予定

9月1日(土)  ゲスト:粟田 佳典(NPO法人テラ・ルネッサンス)

以上


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第34回ツキイチカフェ「物づくり:言葉を超えて繋がる」

  • 2018年05月24日

520日開催の第34回ツキイチカフェは、井澤葉子さん(ジュエリー・アーチスト)をゲストに迎えて、「物づくり:言葉を超えて繋がる」をテーマに開催しました。

 

パッケージデザインの仕事をしていた井澤さんは、外から日本を見つめなおしてみたいと思い、1998年に英国の芸術カレッジに留学されました。大学での彫金との出会いからジュエリー・アーチストを志すようになりましたが、ヨーロッパのジュエリーの世界は金属を使ったがっちりしたものが多く、そのことに違和感を抱いて、異素材、柔らかい素材、透過性のあるものを使った作品に取り組んでいらしたそうです。

英国の大学院で課題として出された琥珀の原石はグロテスクに感じられたが、ストッキングで包みこんだ時、ミステリアスなものに変わるという経験をされました。

これらの経験を通じ、ご自分がヨーロッパのアーティストと違った美意識を持っていることに気づき、そのルーツは日本で育まれた『曖昧さ』にあると考えたそうです。(ヨーロッパでは「曖昧さ」は、否定的に捉えられることが多い。)

これが現在の作品作りに通じていると、井澤さんは話されました。


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2013年に帰国された井澤さんは、フェア・プラスとの出会いを通じて、自分が培ってきたことが他で生かせる喜びを知りました。

障がい者作業所の西陣工房では、西陣織や組紐の高い技術を生かした製品作りを行っていましたが、バッグ、ストラップなどの商品は障がい者製品を販売するルートが主な販売先でした。
井澤さんは商品開発に取り組むにあたり、障がい者の人たちが作る商品は手作りのため価格が高くなってしまうことから、最初から価格帯を意識して商品開発に取り組み、また既存の製品との競合を避けることを意識して「糸のじゅえりぃ」(形状記憶ワイアーを中に入れた京組み紐のブレスレット)など特徴のある商品を開発しました。


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アバカ・プロジェクトについても、井澤さんは日本で評価されるアバカ・マクラメ編みの商品の開発に取り組みました。商品作りを一緒に取り組むフィリピン・マリナオ村では、以前より繊細なアバカの繊維を使ったサンダル等の商品が作られていました。

また、アバカ商品を編む伝統的なマラメ編み技法の技術レベルは非常に高く、それを生かした日本向け商品の開発を行ったそうです。この取り組みの、現在の最高傑作は、着物の一加と共同開発しましたアバカ製名古屋帯です。


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これまでの経験を通じて井澤さんが語られたことは、「言葉は誤解を生む、もの自体には訴える力があり、人と人が繋がっていく」ということが作品作りに込められた想いでした。

 

参加者との意見交換でも、ヨーロッパでは目立つものに注目するが、日本はめだたないものに価値を見出している、指輪がない歴史文化を持つのは日本ぐらい、文化のちがうところに身を置くことにより自分を再発見できることがあるなど、日本の文化についてまで話が及んでいました。


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以上

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学生スタッフがこどもの日チャリティイベントで活躍

  • 2018年05月08日

55日こどもの日に、梅田スカイビルでチャリティイベント「世界の子供たちを救おう!」が開催。
フェア・プラスもイベントに共感し、ブース出店しました。


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ブースではフェア・プラスの学生スタッフ5名が、元気に来場者にアバカやフィリピン・マリナオ村について説明し、アバカ商品を販売しました。

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時々外国人観光客も興味を持ってブースに来てくれましたが、学生たちは得意の英語で会話していました!


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この日は天気も良く、爽やかな気候の中で、会場も盛り上がって。

午後のフェア・プラスのイベントタイムでは、『お兄さん、お姉さんとじゃんけんゲームをして、商品をもらおう!』を開催。子どもたちは真剣な表情で学生たちとじゃんけんをしました。


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じゃんけんに勝った子どもたちは(子どもたちが勝つまで、その子と何度でもじゃんけんをしたのですが)、嬉しそうにアバカ製トカゲのストラップをもらって帰りました。


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みんな楽しく過ごしたゴールデンウイークの一日となりました。

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