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第33回ツキイチカフェ「RBL教育(関係性型学習) PBL教育の一歩先へ」

  • 2018年04月18日

415日開催の第33回ツキイチカフェは、松榮 秀士さん(PaKTパクト<PaKT company合同会社>ツクるを学び成長する環境 代表)をゲストに迎えて、「RBL教育(関係性型学習)、PBL教育の一歩先へ」をテーマに開催しました。


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松榮さんは20代の頃、身近にうつ病が多かったこともあり、年間3万人が自殺する現代社会の根幹に疑問を感じました。根幹を探るうちに、現在の教育について疑問を持ち、そのあり方について考えるようになったそうです。


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松榮さんは、これからの社会で話されるAIによって、労働する場が移動するのではないかと話します。食が豊かになると、ものの豊かさを求め労働が農業から工業へ移動し、ものが豊かになると、便利さを求めて工業からサービス産業へと移動してきた。しかし、未だ豊かを享受していない。次の豊かさへ労働の移動が起きてくるのではと考えました。

急激な人口減少が起きつつある日本では、企業が右肩上がりの計画を立てる常識が非常識になってくるのではないか。貨幣だけでなく、3つの経済として認識することが必要になるのではないか。発展を目指す貨幣経済に加え、関係資本(人を大事にすることにより豊かさを得る人間関係による経済)と自然資本(自然を大切にして行くことにより豊かな暮らしを得る自給経済)の3つの経済で社会を構築すべきだと考えます。

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これからの若者に対しての教育は、これからの社会を前提においた上で捉え直す。関係資本及び自然資本を担保に状況をツクる力が必要であると話しました。ツクって提案する環境が大学を卒業するまでの教育にはない。松榮さんは社会にないのであれば、自ら作れば良いと2010年にPaKTを立ち上げたそうです。PaKTでは、RBL教育と名付け、感謝する心、継続する力、人を想う視点をプロジェクトと勉強会を並列し学んでいます。

具体的な事業としては、全国の大学生向けに自己を知るための「PaKT CaMP」、仮説検証を繰り返し動く人を育てる「月一行動学舎」、消費でない豊かさを探す「green drinks kyoto」、小中高校生の勉強と大学生の議論を同じ場所でおこなう「勉強した先が見える塾マナビノバ(塾)」・「西院学童教室あそびのば(保育)」、持続可能社会を考える「村・留学」では、若い人たちの価値観が変わり移住者が6名も出ているそうです。最近では日本の学生が中国の大学で学ぶ、また中国から学生を招くという国際事業にも取り組んでいます。


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今回のツキイチカフェでは、学生、若い人たちが多く、みなさん真剣な面持ちで松榮さんのお話に聞き入っていました。みなさん大きな刺激を受け、終了後には、「心に突き刺さるキーワードがたくさんありました」、「自分では考えたことがないようなお話を聞いて視野が広がりました」、「人生の分岐点になりました」など多くの感想が聞かれました。


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河西 実

  • Posted by minorukasai51
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