NPO法人フェアプラス 事務局長Blog

2月17日開催第31回ツキイチカフェ「子どもたちと共に、身近な森の生きものたちから学ぶ」

  • 2017年12月24日

テーマ「子どもたちと共に、身近な森の生きものたちから学ぶ」

 

フィールドソサイエティーは、法然院森のセンターを拠点に環境学習を行っている市民グループです。1985年に「法然院森の教室」、1989年に「森の子クラブ」が始まり、1993年には森のセンターの開設が実現しました。センターでは、森にまつわるギャラリー展示や「里山文庫」の開架も行っています。拠点を得て、2003年からは森の手入れである「観察の森づくり」も活動内容に加わりました。

「お寺と市民の二人三脚」の環境学習活動で学べたことから、身近な森の大切さなどについて皆さんと共に考えたいと思います。〔久山 慶子〕

フェアトレード・コーヒーを飲みながら、ゲストのお話をお聞きして、みんなで会話を楽しみましょう。どうぞ気軽にご参加下さい。


森のセンター活動風景

ゲスト:久山 慶子(フィールドソサイエティー 事務局長)

法然院森の教室世話人、森の子クラブ活動リーダー、フィールドソサイエティー事務局長として、環境学習と法然院森のセンターの運営に携わる。幼稚園や保育園の研修会講師なども担当、京都府立林業大学校客員教授。


プロフィール写真(久山慶子)

日時:217日(土)14001600

会場: 東山いきいき市民活動センター 和室

605-0018 京都市東山区巽町442-9

定 員:20

参加費: 社会人800円、学生・会員500

    (フェアトレード・コーヒー、アバカ手編みコースター(初回参加者)、ブランドカードセット代を含む)

申込:Tel/FAX: 075-525-0064

Mail:  info@fairplus.org 

 

次回以降の予定

318日(日)  ゲスト:別府 一樹(認定NPO法人トゥギャザー 事務局長)

415日(日)  ゲスト:松榮 秀士(PaKTパクト - 作るを学び成長する環境 代表)

 

 

以上

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第4回 フェアトレード・コーヒーNEWS(2つの生産者組織が晴れて「農業協同組合 」となりました!)

  • 2017年12月19日

2つの生産者組織が晴れて「農業協同組合 」となりました!

 

 今回はとても嬉しいニュースをお届けします。フェア・プラスが支援している2つのコーヒー生産者組織が、フィリピンの法律に基づいて、11月、正式に農業協同組合となりました。

名称









 当事業では、「コーヒー生産に関わる組織によって持続可能な生産・加工・販売が行われ、対象地域の環境が保全される」という上位目標を掲げていますが、この目標を実現する望ましい成果のひとつに「ベンゲット州のコーヒー生産者組織が、フィリピン法による「農業協同組合Cooperative」として登録されるようになる」ことを想定しています。もちろん、生産者の皆さんにとっても組合登録は大きな目標のひとつです。税制上の優遇措置も受けられるようになり、生産者の皆さんに還元されるメリットは少なくありません。フェア・プラスとしては、組合登録を励みとして、これからの生産活動がより活発になることを期待しています。

事業目標

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1.当事業の上位目標と成果の関係。上位目標が達成されることで得られる具体的な成果として、3つを想定しています。
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 組合登録については、9月から具体的な準備を始めました。組織強化のための講習会を企画、組合登録を管轄する組合開発公社(Cooperative Development Authority)による講習会も実施し、最終的には3ヶ月という短い期間で登録を実現できました。法律に基づく手続きというのは、通常とても時間がかかります。特に、フィリピンは、何事にも時間がかかるのが当たり前の社会。当事者でさえものんびりとしているお国柄ですが、生産者の皆さんの熱心な活動により、滞りなく手続きを進めることができました。

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23.サグパット農業組合の皆さん(上)とダユコン農業組合の皆さん(下)
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 登録手続きにあたっては、現地でコーディーネーターを務めるジュニファーさんが活躍してくれました。また、組合開発公社の担当者であるエリックさんの協力も大きな支えとなりました。多くの人との協働により、具体的な成果を上げることができ、スタッフ一同とても嬉しく思っています。

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45.事業担当者のジュニファーさん(上)と組合開発公社のエリックさん(下)。煩雑な諸手続きを根気強くサポートしてくれました。
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リンク

地球環境基金https://www.erca.go.jp/jfge/

コーディリエラ・グリーン・ネットワークhttps://cordigreen.jimdo.com

フェアトレード・ラベル・ジャパンhttp://www.fairtrade-jp.org/about_us/

国際フェアトレード英語)]https://www.fairtrade.net




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第29回ツキイチカフェ「精神に障害を抱える人たちが、笑顔になれる街づくりを目指して」

  • 2017年12月12日

1210日開催の第29回ツキイチカフェは、吉田 久美子さん(〔社福〕てりてりかんぱにぃ理事、就労継続支援B型事業所ジョイント・ほっと管理者)をゲストに迎えて、「精神に障害を抱える人たちが、笑顔になれる街づくりを目指して」をテーマに開催しました。

 

精神疾患(病)に対して人々の誤解が多くあります。残念ながら、現在も「精神病」⇒「怖い」⇒「人を殺す」と考える人が少なからずいます。

吉田さんは当初、子供と触れ合いたいとの気持ちから福祉の世界に入りました。40年前も児童虐待、子どもの貧困問題はあり、普通の人なのに精神病と診断され病院に入院させられる人たちを見て疑問を感じました。それ後精神病院のソーシャルワーカーとして働き、20年前に精神障害者の人たちのための作業所を一緒に立ち上げませんかと誘われたのがジョイント・ほっと立ち上げのきっかけだったそうです。

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統合失調症の人は、幻覚症状などを抑えるため薬を飲みます。ところが薬には眠くなる、震える、喉が渇くなどの強い副作用があり、副作用がいやで薬を止めてしまう人もいます。薬を飲んでも完治することはほとんどなく、症状を改善し再発を防止することが目的のため、薬を飲み続けなければなりません。人によっては40種類以上の薬を飲み続けなければなりません。

統合失調症の症状が改善し企業で働き始めても、ストレスが多いため辞めざるを得ない人も多くいます。一日8時間の勤務は厳しくても短時間であれば、働ける、働きたいと思っている人は多くいます。また、病気は本人が弱いからだと周囲の人が誤解して、「頑張って」と励ます言葉が、本人に「自分はダメな人間だ」と思わせ傷つけてしまうケースもあります。

 

吉田さんは、その人にあった時間働ける場が必要です、また関わる側もゆとりを持ってゆっくりと一緒することが大切と話をされました。ジョイント・ほっとでは相談に応じて15分からの仕事も提供しており、スタッフが正しく対応できるよう訓練をしているそうです。


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最近法改正があり障害者福祉法が制定されましたが、職員は効率化が求められ事務仕事の追われるようになりました、目標工賃を決められ、疲弊してきているそうです。吉田さんからは、スタッフももっとゆとりを持って働けるようにする必要があり、そのためにも市民に正しく理解して頂くことが重要ですと話をされました。

ジョイント・ほっとでは、祇園祭など地域のお祭りには必ず参加するようにしているそうです。

 

その後の参加者との意見交換では、子どもの時から早く対応していたら精神疾患にならず助かる子どもも多いと思われることや、私たちも知らずに人を傷つける発言をして言葉の虐待を行っていることがあること、一般の人がもっと正しい理解をえること、考えることが大切ではなどの発言がありました。

精神障害者の人たちが暮らしやすい社会を作ることは、私たち誰もが暮らしやすい社会を作ることなのかもしれません。


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NPO法人フェア・プラス

河西 実

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第3回 フェアトレード・コーヒーNEWS(現地活動レポート)

  • 2017年12月11日

現地活動レポート

 

 地球環境基金の助成を受けて、フェア・プラスが企画している一連の講習会では、フィリピン国内だけでなく、海外からも講師を招聘しています。201778日および10日に開催された2回の講習会では、持続可能なコーヒー生産についての知識普及を目的とし京都でフェアトレードショップを経営するシサム工房さんから2名の講師をお招きし、日本国内でのフェアトレード実践例を紹介していただきました本講習会では、持続可能なコーヒー生産のうち、マーケティング側の視点を学び、フェアトレードの基本的な枠組みを理解することを目指します。

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1.サグパット農業団での講習会の様子。手前の男性が「シサム工房」代表取締役の水野泰平さん、その後ろが管理部門統括の村上雅敏さんです。
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 第1回目の講習会を欠席した参加者に配慮し、まずはフェアトレードの基本コンセプトについて説明を行い、持続的なコーヒー生産を実現するための様々な制度についても言及しました(詳しくは第2回を参照)特に強調されたのは、フェアトレード市場で買い手が取引するのは生産者「個人」ではなく生産者が所属する「組織」となるため、メンバーが協力して生産活動に従事し、生産量を拡大することが欠かせないということでした。

CGN2

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2.ダユコン農業組織の代表ジェロさんとシサム工房の水野さん。シサム工房が製作したポスターを手に記念撮影。
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 コーヒーの生産量が拡大すれば、農家さんが得られる利益も増大します。しかし、フェアトレードの目的は農家さんの生計向上だけではありません。第
2回のNEWSでも紹介した「フェアトレード・プレミアム(奨励金)」という制度をご存知でしょうか?これは、輸入組織(買い手)により品物の代金とは別に支払われる奨励金のことで、生産品目の重量に応じて価格が設定されています(アラビカコーヒー:1ポンド(454g)あたり20セント)。この奨励金は、組織の共用資金として、その使途は民主的に決定されます。教育、ヘルスケアなどに使用される他、生産効率を高めるための設備投資や勉強費用などにも充てられています。

 

 このように、フェアトレードの枠組みの中では、生産者の皆さんの生活を豊かにする仕組みがたくさんあります。フェア・プラスでは、各生産者団体の組織力を強化して、生産性を高め、社会的、経済的、環境的に持続可能なコーヒー生産を目指します。

 

 さて、講習会後半には、フェアトレードに関するクイズ大会も開催されました。シサム工房オリジナル「キャンディー・レイ」の獲得を目指し、参加者の気合も十分!大変な盛り上がりとなりました。また78から45日の日程で、日本からフェア・プラスのスタッフが事業視察に訪れ、ダユコン農業組織での講習会に参加しました。

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3.キャンディー・レイを獲得!いずれの生産者団体においても、大いに盛り上がったクイズ大会でした。
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4.サグパット農業団体での講習会には、フェアトレード・フィリピンからマーケティング担当のサンディさん(右から3番目の男性)とリリカさん(手前の女性)が駆けつけてくれました。右から2番目の女性が、当事業で日本側とフィリピン側の調整をしている現地スタッフの本間緑です(このブログを書いています!)。
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リンク

[地球環境基金]https://www.erca.go.jp/jfge/

[シサム工房] http://www.sisam.jp

コーディリエラ・グリーン・ネットワークhttps://cordigreen.jimdo.com

フェアトレード・ラベル・ジャパンhttp://www.fairtrade-jp.org/about_us/

国際フェアトレード英語)]https://www.fairtrade.net

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1月14日開催第30回ツキイチカフェ「フェアトレード商品は理解してくれる人だげが買ってくれればいい?」

  • 2017年12月05日

テーマ:フェアトレード商品は理解してくれる人だげが買ってくれればいい?

~新たなフェアトレードへのフェア・プラスの挑戦~

 

発展途上国の貧しい人たちへの自立支援のためというフェアトレードの意義を訴えて、イベントで商品販売している姿を見ます。イベントに来ない人、支援に関心が薄い人には、買ってもらわなくてもよいのでしょうか?

フェア・プラスは、百貨店などの一般市場で販売できる商品の開発を通して、関心が薄い人たちにも途上国の人たちの秘めた力を理解してもらう取り組みを行っています。伝統文化を守り、自然を守る途上国の農村の人たちの支援を行っています。

フェアトレード・コーヒーを飲みながら、新たなフェアトレードについて話し合いたいと思います。どうぞお気軽にご参加下さい。

30回ツキイチ・チラシ用写真

司会・プレゼンター:河西 実NPO法人フェア・プラス 常務理事・事務局長)

30年近くの商社での経験を生かし、2012年フェア・プラスを立ち上げ、デザイナーの協力により魅力的なフェアトレード商品の開発に取り組み、また途上国の農村の人たちへの総合的支援と正面から向き合ってきた。

30回ツキイチ・河西写真


日時:2018114日(日)14001600

会場: 東山いきいき市民活動センター 和室

605-0018 京都市東山区巽町442-9

定 員:20

参加費: 社会人800円、学生・会員500

    (フェアトレード・コーヒー、アバカ手編みコースター(初回参加者)、ブランドカードセット代を含む)

申込:Tel/FAX: 075-525-0064

Mail:  info@fairplus.org 

 

次回以降の予定

217日(土)  ゲスト:久山 慶子(フィールドソサエティ 法然院森のセンター)

318日(日)  ゲスト:別府 一樹(認定NPO法人トゥギャザー 事務局長)

 

以上


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