6月4日は、ゲストの西陣会理事長河合隆さんの熱いお話に、参加者のみなさんも感銘を受けていました。
西陣織の世界で育ったゲ河合隆さんは、学生時代から強い福祉マインドを持っていた訳ではなく、家業の手伝いをしながら働けるという理由で、たまたま家に近い視覚障害者の作業所に勤めたそうです。
20年間施設で働く中、障害者の人たちの仕事は内職的な仕事が多く、障害者の人たちの能力を引き出してよりよい仕事をしてもらうためにはどうしたらよいかと考えました。
20年後、独立して施設を立ち上げようとした時、最初からできないと決めつけること(先入観念)がバリアーとなっている思い、子供のころから慣れ親しんできた西陣の仕事で力を発揮してもらおう、それにより衰退する西陣の伝統産業を維持していこうと、取り組みをはじめたそうです。
誇りを持ってやれる仕事、個性あふれる仕事をすれば、障害者の人たちの伸びしろは大きい。
そのためには、職員が一歩も二歩も障害者の人たちに近づき、親子のような距離感で付き合うことが大切と!終始熱く語られる河合さんにみなさんの強い共感を呼ばずにいませんでした。