NPO法人フェアプラス 事務局長Blog

今年2015年夏、日本国内でアバカ帯が発売されます。

  • 2015年06月30日


フェア・プラスでは、昨年より呉服関係企業と共同で、アバカ・マクラメ編みの帯の商品開発を進めてきました。
そして、今年夏、念願のアバカ帯が完成し、発売を開始します。

abaca 帯(浴衣) (1)

abaca 帯(浴衣) (2)


アバカ帯を一本作るには、フィリピン・マリナオ村の腕のよい織り手さんが2週間収集力を絶やさず織り上げています。


DSC_2103

今年発売する帯には、三種類の帯があります。


IMG_0272

IMG_0274

IMG_0276


この帯についてのお問い合わせは、以下の企業にご連絡下さい。


(有)戸谷染織(愛知県)
    tel 0567-95-2981

NPO
法人フェア・プラス

事務局長 河西 実



  • Posted by minorukasai51
  • Comment(0)
  • TB(0)
  • 17:18 | Edit

蜜香屋が伊勢丹(梅田)百貨店に常設店舗をオープンしました。

  • 2015年06月23日

フェア・プラスで作った「安納芋のパイ、シフォンケーキ」を販売している蜜香屋が、伊勢丹(梅田)B2Fに、常設店舗をオープンしました。


IMG_1887

(写真は、向かって右側が2種類のパイ、左側がシフォンケーキです。いずれもフェア・プラスで納入したスイーツです。)


 

安納芋の蜜香屋として評判高かったお芋の販売は、今まで10月~5月と期間限定でしたが、これからは蜜芋と呼ばれる安納芋の焼き芋やスイーツが一年中手に入れることができます。


IMG_1885

ぜひ伊勢丹(梅田)で、蜜芋のスイーツを召し上がってください!


IMG_1886

NPO法人フェア・プラス
事務局長 河西 実

  • Posted by minorukasai51
  • Comment(0)
  • TB(0)
  • 19:55 | Edit

「マクラメ編み」とは?

  • 2015年06月12日

フィリピンマリナオ村で育まれて、素敵なアバカクラフトを生み出している「マクラメ編み」とは、どのような技術でしょう?(英語macrame:(訳)格子柄)


_MG_3683

何本かの細紐や糸などを手で結び、幾何学的な模様をつくる手芸の一種です。

8世紀ごろアラビアを中心に発展し、15世紀ごろスペイン、イタリアに世界各地に伝えられました。ヨーロッパでは、おもに寺院の装飾、僧服、婦人服の房飾りなどに使われてきました。


DSC_1982

フィリピンでも、15世紀ごろからマクラメ編みが使われるようになりましたが、綿に比べ細く、固いアバカの繊維はマクラメ編みに適していないため、あまり素材としては使われてきませんでした。

 

そんな中で、マリナオ村では、生活に馴染んできていたアバカとマクラメ編みが、独自の融合を果たし、マリナオ風マクラメ編みが生み出されました。


2DSC_2105

村では、アバカの繊維でハンディクラフトを作ることにより、少ない畑作収入を補う副業として、代々親から子へその技術が伝承され発展してきました。


DSC_1836

NPO法人フェア・プラス
事務局長 河西 実


  • Posted by minorukasai51
  • Comment(0)
  • TB(0)
  • 21:57 | Edit

天然素材「アバカ」とは?

  • 2015年06月09日

フェア・プラスでお馴染みの天然素材アバカとはどんな植物でしょう?みなさんに親しみにを持って頂くために、アバカについて説明します。


[
アバカとは?]

フィリピンの天然素材アバカは、外見がバナナの樹に似た多年生植物で、3年程度で高さ3~5mに生育します。

俗称はマニラ麻と呼ばれますが、麻とは別の植物系です。和名を糸芭蕉と呼ばれ、国の重要無形文化財に指定されている沖縄の伝統工芸芭蕉布に使用されているものと同じ素材です。

アバカの繊維は、柔軟かつ強靭で水にも強く、比重は麻の半分以下と非常に軽い。そのため、日本の紙幣にも和紙の強度を増すために古くから使われています。


DSC_1894


アバカの樹はフィリピン中部に多く群生していて、古くから魚網の縄などに使われてきました。
15世紀ごろ、ヨーロッパの人々がその特性に注目し、インド、ブラジル、アフリカなどの熱帯諸国での栽培を試みしたが、いずれの国でもうまくいかず、現在もフィリピンの特産となっています。


DSCN4657

アバカの樹は、豊かな水と適度な日差しを好みます。土壌は常に湿気をふくんでいる必要がありますが、沼知など水に浸った土地では根腐れしてしまいます。
また、乾季でも乾燥しない土地でなければなりません。乾季に強い日光があたる場所では、大きな葉が枯れてしまい、生育が難しいからです。
さらに、アバカの樹は根が浅いため、強風にも弱いです。


このようにアバカの樹は非常に繊細な植物で、これらの条件に適した土地は、南向きの山の斜面で、適度な密度で種々の木が生えた森林地帯で、常に水分を含んだ土壌豊かな土地である必要があります。


DSCN4677

フィリピン中部のパナイ島マリナオ村は4つの川が流れる水の豊かな土地で、「マリナオ」の語源は「マリナオ川の源流にあたる多くの沢や川の澄んだ豊かな水」から来ています。(マリナオ村役場の資料より)
村の周辺の山の斜面にアバカの木が多く群生しています。マリナオ村周辺にアバカの樹から採取される繊維は、フィリピンの他の地方のアバカの繊維と比べ、繊細で、上品で淡い生なり色をしているのが特徴です。


DSCN4685


DSCN4684

NPO法人フェア・プラス
事務局長 河西 実

  • Posted by minorukasai51
  • Comment(9)
  • 14:53 | Edit

フェア・プラス 月一カフェ開催のお知らせ

  • 2015年06月08日

フェア・プラス 月一カフェ開催のお知らせ

NPO法人フェア・プラスでは、みなさんとの輪をもっと広げたいとの思いから、20157月より毎月第一土曜日に月一カフェを開催します。

 

フェアトレード・コーヒーを飲みながら、フェアトレードのこと、作業所のこと、社会的企業のこと、デザインの力、充実した学生生活など、みんなでワイワイ話しませんか?

 

参加費:500円で、特典いっぱいです!

・オーガニック・コーヒーを飲みながらの会話を楽しめます。

JIUAKEの素敵なカードセット、アバカのコースター2枚組をお土産に差し上げます。

・アバカのクラッチバッグ、糸のジュエリーなど、特別割引価格(1520%引き)にて販売

  http://www.jiu-ake.info/

 

第1回 月一カフェ開催案内

日時:74日(土)13001500

場所:東山いきいき市民活動センター2階 スモールオフィス

    (京都市東山区巽町4429

    http://www.fairplus.org/about/access/

参加費:ワンコイン(500円)

申込先:NPO法人フェア・プラス

075-525-0064, info@fairplus.org

(当日の飛び入り参加も歓迎です。)


月一カフェ

  • Posted by minorukasai51
  • Comment(0)
  • TB(0)
  • 15:13 | Edit
プロフィール

minorukasai51

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ
NPO法人フェアプラス 事務局長Blog