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ツキイチカフェスペシャル「ジュエリー作家井澤葉子&写真家金サジ:二人が見た、自然の恵み『アバカ』とフィリピン山村での技術伝承の暮らし」

  • 2018年11月02日

1028日開催のツキイチカフェスペシャルは、フィリピン・マリナオ村サンラモン集落に一週間滞在された井澤葉子さん(ジュエリー作家)と金サジさん(写真家)の訪問報告会を京都市内のサロンABCafeで開催しました。


二人の写真

報告会では、写真家の金サジさんが村で撮影されてこられた写真をカフェの壁に飾り、また村で撮影された写真のスライドショーを参加者みんなで楽しみながら、二人にお話をお聞きしました。


会場1

井澤さんは、英国で10年間ジュエリー作家として活動された、また金さんはキャノン主催の「写真新世紀展」でグランプリを受賞されたアーティストとあって、二人の目に映った村の暮らしは、とても魅力的なものでした。

お二人がお話された主な内容を以下に書きます。

カリボの町


マリナオ村サンラモン集落はアクラン州の州都カリボからも遠く、未舗装の道路をバイク等で行ったところにある小さな山村。
金銭的には貧しいかもしれないけど、村の人たちはコメ作りを行い、森にはバナナなどの果物も豊富、庭や道路には鶏が走り回っていて、日々の食べるものには困らない生活を送っていました。

マリナオ村

村の人たちは、みんな明るく朗らかで、ホームステイでお世話になったBingさんを初め女性たちはとても働き者でした。

早朝井澤さんと金さんは鶏の鳴き声で目覚め、4時ごろにはBingさんは起きて、5時には働き始めます。


会場2

6時ごろになると村の人たちが、自分が編んだアバカ商品をBingさんの家に届けにくる、次の商品作りのためアバカの繊維を持ちかえるなど、朝から賑やかになります。

女性たちは家事や子育てをする傍ら、マクラメ編みを作ります。小さい子を持つお母さんは膝に子どもを置いて、マクラメ編みの作業を行います。
子供が大きくなってくると、娘はお母さん一緒にアクラメ編みを編んで、技術を学んでいました。


親子の作業

マクラメ編みの作業は、フェア・プラスの資金で建てた共同作業場で行う人と自分の家で編む人がいます。

村の家は竹で作った高床式が多く、作業をする土間に電灯もない家も多く、日の光で作業を行い、日が沈むとともに休む暮らしを送っている人たちも多かったです。

村の女性たちはとても働き者で、一生懸命働く姿はとても美しかったです。


働く女性

アバカの木はバナナの木に似ていて、日本人には両者を見分けることが難しいです。成長すると花が咲き、実がなりますが、バナナと違って実は食べられません。アバカの木は花が咲くと成長した証で、木を伐採して繊維を採取することができるようになります。


アバカの木

アバカの木はとても繊細で、強い日差しに弱く、木がある程度茂っている林の中で、南向きの斜面を好む特徴があり、植林もそのような土地が適しています。これまで植林したアバカの木には花が咲いている木もあり、4年前から徐々に植林を行ってきていますが、順調に成長していました。


アバカの花

繊維を採る作業は、アバカの木の幹を剥いで板状にしたものを、2枚の鉄板の間に挟んで引き抜くことにより柔らかい部分を取り除いて繊維を採ります。一見簡単な作業に見えますが、滑らかに力を伝えて行かないと引き抜けない、こつのいる作業です。


繊維を採る作業

このように採った繊維を木の枝や紐にかけて天日干しをして乾燥されます。

 

繊維を乾燥させた後、足で踏んだり、丸太で扱いたりして柔らかくし、繊維をよって糸を作ります。この糸を使ってマクラメ編みの手作業が行われている訳です。

ひとつひとつが手作業で、非常に手間のかかる行程であることが分かります。


天日干し

今回は一週間村に滞在し、村の人たちの暮らしに触れて過ごすことができました。

身体障害者の人も町で見かけましたが、社会に溶け込んで、普通に他の人たちと変わらず、生き生きと働いている姿は、日本で見ることができない光景でした。


会場3

滞在中小学校も訪ねましたが、制服を着ている子どもと家が貧しくて制服を買えない子どもがいましたが、制服を着ているかどうかに関係なく、子どもたちがみんな仲良く遊んでいました。それは最近の日本では見られなくなった光景かもしれません。

小学校

また、お世話になっている方の身内の方が亡くなるという不幸があり、お通夜に参列しましたが、みんなで賑やかに楽しく過ごしていて、日本のお葬式との違いを感じる貴重な経験でした。


会場ー5 (1)

その後、お二人と参加者との交流が図られましたが、次のような会話がありました。

  フィリピンの農村の人たちは、とてもフレンドリーで、お金はないかもしれないけど、食べ物は豊富で、お互いに助け合って暮らしている。“貧しさ”の意味とは?、“幸せ”ってなんだろう?と、考えてしまいます。

  アバカの作品作りは、村の人たちにとって収入の糧だけではなく、地域づくり、コミュニティー作りの役割を果たしていると感じました。

  マリナオ村の滞在で、人と自然と共生する暮らし、障がい者もわけ隔てのない共生の社会を見た思いがします。


集合写真


参加者の人たちも、写真家の金サジさんが撮ってこられた素敵な写真を見て、マリナオ村の風景を思い浮かべ、楽しい交流の時間を過ごされたことと思います。

 

以上

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消費者庁のウェブサイトでフェア・プラスの活動を紹介頂きました。

  • 2018年10月22日

先日消費者庁の担当者から、フェア・プラスの活動が、エシカル推進の先駆的な取り組み事例ということでインタビューを受けました。

その内容が、エシカル消費の普及啓発活動の事例として、消費者庁のウェブサイトの紹介頂きました。

 

http://www.caa.go.jp/future/project/project_004/

http://www.caa.go.jp/future/project/project_004/pdf/project_004_181022_0005.pdf

 

消費者庁 事例紹介page 1


消費者庁 事例紹介page 2

フェア・プラスの活動が消費者庁にも認められたものと思い、引き続き頑張ってまいります。

  • Posted by minorukasai51
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  • 15:03 | Edit

12月2日開催 第39回ツキイチカフェ「ツキイチカフェが結ぶ人の輪、活動の輪~障がい者支援、途上国支援、自然環境保護など分野の壁を超えた新たな世界~」

  • 2018年10月18日

テーマ:ツキイチカフェが結ぶ人の輪、活動の輪

~障がい者支援、途上国支援、自然環境保護など分野の壁を超えた新たな世界~

 

ツキイチカフェは4年目を迎え、これまで障がい者、難病、食物アレルギー、発展途上国、自然環境、動物との共生、農業と食育、廃村復活、原発避難者、アート、写真など、幅広い分野の第一線で活躍される方々をゲストにお迎えしてお話をお聞きしてきました。参加者はこれまで延べ500名を超えました。

ツキイチカフェが目指す「人の輪」をさらに広げ、幅広い「活動の輪」が繋がっていくことにより、新たな世界が開けるのではないでしょうか。


今回はこれまでのゲストの方たちにお集まり頂き、直近の活動を聞きするとともに、ゲスト同士、ゲストと参加者が、コーヒーやお菓子を頂きながら、立食で自由に交流を深めたいと思います。


39回ツキイチカフェ活動写真

ゲスト:これまでのツキイチカフェにゲスト出演下さった方たち

主催:NPO法人フェア・プラス

フェア・プラスは設立7年目を迎え、201811月に事務所を移転致します。これまで、発展途上国の人たち、障がいのある人たちのものづくりの支援を行ってきました。
当事者の人たちの暮らしと想いを何よりも大切にし、常にフェア・プラスができることは何かを考えてきました。これからもこの思いを大切にして、新たな取り組みに挑戦していきます。

39回ツキイチカフェ・プロフィール写真

日時:122日(日)13001600

会場: 東山いきいき市民活動センター3階 301号室

605-0018 京都市東山区巽町442-9

定 員:30

参加費: 社会人800円、学生・会員500

    (フェアトレード・コーヒー、お菓子、アバカ手編みコースター(初回参加者)、ブランドカードセット代を含む)

共催:東山いきいき市民活動センター

申込:NPO法人フェア・プラス
Tel/FAX: 075-525-0064

Mail:  info@fairplus.org 

 

次回以降の予定

1月12日(土)  司会・進行:河西 実(NPO法人フェア・プラス)

以上

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