NPO法人フェアプラス 事務局長Blog

第17回ツキイチカフェ「『食物アレルギー』ってかわいそう?」

  • 2016年11月14日

1112日開催の第17回ツキイチカフェは、小谷智恵さん(アレルギーネットワーク京都 ぴいちゃんねっと事務局長)をゲストにお迎えして、「『食物アレルギー』ってかわいそう?」をテーマに開催しました。

 

小谷さんが食物アレルギーのお子さんを育て始めた17,18年前はアレルギー対応の食品はほとんどなく、「食事の制限」=「生活の制限」でした。食事は「コミュニケーションツール」であり、お子さんが友達と一緒に同じものを食べて食事をすることができないことは、友達との途絶えることを意味し、同じものを食べることは「命の危険と隣り合わせ」となることを意味していました。

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食物アレルギーのお子さんを育てられる多くのお母さんは、毎日三食とも手作りをしなければならず、体力的にかなり厳しく。学校からいざという時にすぐ来て下さいと言われるため仕事も辞めざるを得ない。アレルギー対応の食品は価格も高く経済的にも厳しい。周囲にはそのことを話せる、分かってくれるお母さんもほとんどいないため、孤独に悩む人たちが多いとお話されました。


「こんな子供を産んでしまった」自分を責めた時もあったそうです。お母さんにとって悩みを話し、理解して悩みを共有してくれる人との「つどいの場」が大切だと実感されたそうです。


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少しずつアレルギー対応の食品も増えてきて、三食料理しなくてもよくなった時、お子さんから「お母さんは、あまり手作りをしてくれなくなったね。お母さんの料理好きなのに」と言われ、手作りの食事を食べられる子供は決して「可愛そう」なのではなく、幸せであり、子供たちはみんなと同じものを食べて楽しみたいだけなのだと気が付いたそうです。

 

地蔵盆で子供たちが食べるお菓子にアレルギーフリーなものはほとんどありません。ひとつでも二つでも、子供たちがみんなと一緒に食べることができるお菓子が増えたらよい、美味しいお菓子をみんなと楽しめたらよいと願って、活動されているとそうです。

 

4年前、アレルギーのお子さんが学校給食で亡くなった事件について、誰のせいでもない、学校を責めるのではなく、子供を真ん中に考えて、コミュニケーションを大事に、みんなで育ちあうことが大切と話して下さいました。

参加者みなさん、食物アレルギーの問題についてのすこし理解を深めることができたようです。


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<実習>

今回は参加者のみなさんでコンビニへアレルギーフリー(玉子、小麦、大豆、エビ、カニなど7品目が使われていない食品)のお菓子を買いに行きました。
3歳の子供に食べさせてあげるお菓子を探しました。実際の探してみると、本当に食べることができるお菓子の少ないことを参加者みなさが実感した実習体験でした。ちなみに、私が買ったアレルギーフリーのお菓子は写真の「カリカリ梅」です。(3歳の子が食べるお菓子??)


第17回ツキイチカフェ実習

NPO法人フェア・プラス

ツキイチカフェ担当


12月3日開催 第18回ツキイチカフェ「狩猟の持続可能性を求めて」

  • 2016年11月02日


テーマ:「狩猟の持続可能性を求めて」

2012年から同志社大学院にて持続可能な狩猟をテーマに狩猟者として実践研究を始める。きっかけは、ある人材育成機関で食農分野に触れたことである。限界集落化する里山と農林漁業に深刻な打撃与えるシカ・イノシシの獣害問題、また絶滅危惧種と揶揄されるまで衰亡した猟師の実態を知った。1000年間、自然との共生関係によって伝統を繋いできた京都でシカ・イノシシ肉の流通モデルをリノベーションし、伝統獣肉として真の価値を広め、里山地域と狩猟の持続可能性を高めるため現在奮闘中。〔兵田大和

フェアトレードコーヒーを飲みながら、ゲストのお話をお聞きして、みんなで会話を楽しみましょう。どうぞ気軽にご参加下さい。

ジビエ活動写真

ゲスト:兵田 大和(食育ジビエアドバイザー、洛北猟友会役員)

元々は経済を専攻、卒業後すぐはメーカーで国際人事を担当。学生時代は、辺境の異文化に触れる旅が好きで、気付けば日本の里山で狩猟をするようになった。幼少期の鹿肉・猪肉、海外ジビエの食体験が刺激となってか料理が趣味。



兵田大和さん写真

日時:123日(土)14001600

会場:東山いきいき市民活動センター 和室

京都市東山区巽町442-9

 

定員 :20

参加費: 社会人500円、学生300円(フェアトレードコーヒー、アバカ手編みコースター(初回参加者)、ブランドカードセット代を含む)

申込:NPO法人フェア・プラス

Tel:075-525-0064

Mail:info@fairplus.org

 

次回以降の予定

114日(土)  新年交流会:「ツキイチカフェのこれまでとこれから」

~フェアトレードと障がい者の製品つくりを考える~

24日(土)  ゲスト:杉山 遼(京都府立八幡支援学校 中学部教務部長)

以上


第16回ツキイチカフェ「『風に立つライオン』になれなくても、できることから始めよう」

  • 2016年10月10日

108日開催の第16回ツキイチカフェは、小吹 岳志さん(フェアトレード・サマサマ事務局長、オイコクレジット・ジャパン事務局長)をゲストにお迎えして、「『風に立つライオン』になれなくても、できることから始めよう」をテーマに開催しました。

 
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小吹さんは、学生時代から国際交流に強い関心を持ち、外国人との交流イベントなどに実行メンバーとして参加、商社で働く傍ら活動を継続してこられました。

1998年にはフェアトレード・サマサマを立ち上げ、ミャンマー、スリランカ、インドネシアなど、7か国、15生産者団体を支援され、さらにオランダのオイコクレジットの日本責任者となり、マイクロファイナンスの取り組みを行ってきました。


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一般に、ODANGOの途上国への支援活動は先進国からの持ち出しとなっているが、ビジネスの手法により、途上国の貧困に苦しむ人たちの自立をサポートするという考え方に立って、これらの取り組みを進めてこられました。

先進国と途上国の生産者との不平等な関係(取引条件)は大きく、カカオの生産者が得るチョコレートの価格に占める割合はわずか4-8%。コーヒーに至っては、価格の1%以下しか生産者の手に渡らないとのこと。


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また、児童労働の子供たちは、世界の子供たちの
9人に1人、1.7億人いるとのこと。だからこそ、公平な取引を行うフェアトレードが重要となってきます。そのため、ワールドカップで使用されるサッカーボールは児童労働により作られたものでないことを保証するようにしており、日本ではあまり知らていないが、ドイツなどの欧州各国では児童労働をなくす取り組みが広がりを見せています。

また、無担保少額融資を行うマイクロファイナンスにより、毎年顧客の3%の人たちが貧困から脱失しており、その86%が女性とのことで、女性のエンパワメントに大きく貢献している。

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参加者のみなさんは、これら世界の現実を、フェアトレード、マイクロファイナンスの意義を聞いて、とても勉強になったとのこと。特に、フェアトレード商品を年間で購入する金額が、スイスの3,700円に対して、日本はわずか17円とあまりの少なさに、みなさん衝撃を受けていました。

どのようにしたらフェアトレードを広めることができるかなど、それぞれに考え、思いを胸に終わったツキイチカフェでした。

NPO法人フェア・プラス

事務局長 河西 実



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