NPO法人フェアプラス 事務局長Blog

2019年10月台湾、フィリピンを訪問

  • 2019年11月01日

1010日より19日までの間、事務局長の河西が台湾、フィリピンを訪問致しました。

台湾は、今年5月よりアバカ製品を招待出展しています台中市繊維工芸博物館を訪問、フィリピンはアバカ・マクラメ編みの里マリナオ村の訪問が主目的でした。

両国の訪問の概要について以下ご報告させて頂きます。

 

1.台中市繊維工芸博物館

台中市の博物館で開催されています特別展「Slow Fashion」に招待出展されていますアバカ製品を見学してきました。

特別展の会場では、ゆったりした空間に美しくアバカの製品を展示してありました。

今回、京都一加と共同で開発したプロのデザイナーのデザインにる名古屋帯、巾着、信玄袋、竹バッグなどとともに、2014年に開発したクラッチバッグ、JIUバッグ、そして京都造形大卒業生が開発を行ったCradle Cradleのバッグやアクセサリーが展示され、これまでのアバカ製品開発の歩みを感じることができました。

博物館館長を始めとするお会いした関係者の方々からも、アバア・マクラメ編みの製品は繊細でとても美しいと高く評価して頂きました。

フィリピン・マリナオ村の人たちと一歩ずつ商品開発を行ってきたアバカ製品が、国際的にも高く評価されるよいになったことは大きな喜びです。


台中市博物館のアバカ商品の展示

このタイミングで台中市博物館を訪問した理由は、1012日に博物館設立2周年記念のイベントが開催され、台湾の繊維工芸に取り組むアーティストの中で、優秀作品、グランプリを表彰する式典が行われました。

河西はイベントの公式ゲストとして招待され式典に参列致しました。


台中博物館での受賞者表彰式

2015年より毎年アバカの苗木の植林を行ってきていますが、昨年までは生産者が暮らすサンラモン集落周辺の森で植林を行ってきました。

今回この地域のアバカの木の成長を見学してきましたが、3年前に植えた木は3メートルぐらいまで成長し、根元近くにはタケノコのように、すでに枝分かれしたアバカの新芽が出てきていました。


成長したアバカの苗木

将来アバカの木を伐採しても、この新芽が大きなアバカの木に成長してくれます。
そのため、一度植林してアバカの木が成長した地域では、将来にわたりアバカの木が得られることになります。

アバカの木の新芽


今年からはさらに植林を積極的に進めるため、アバカの生育に適した土地の調査を行って、マリナオ村の一番奥地のオズモン地区に植林を行うことにしました。

このオズモン地区への道は、狭く崖も通るため四輪車では行くことが難いため、日本から同行してきた学生スタッフが地元の人のバイクの後部座席に乗り訪問してきました。

 

  共同作業場

2017年に建設した当時は、レンガがむき出しの壁で、窓には窓枠や窓ガラスもなく、土の床という状態でしたが、毎年整備を進め、壁にはしっくいとペンキを塗り、天井に板を取り付け、トイレを設置するなど見違えるように綺麗になっていました。

共同作業場外観

部屋の内部にはマリナオ村オリジナルのデザインによるバッグなどがところ狭しと展示してありました。

共同作業場の内部


  小学校への寄付

 アバカ製品を製作するお母さん方が多く暮らすマリナオ村のサンラモン集落。その集落にあるサンラモン小学校を訪問し、少額ではありますが校庭に置くベンチ2脚を寄付してきました。村の子どもたちのために、少しでも何かしたいとの思いから、フェア・プラスとして寄付したものです。


小学校に寄付した椅子

最近この小学校では、特別授業でアバカ・マクラメ編みを教えているとのことです。


サンラモン小学校での記念写真(中央に寄付したベンチがあります)


  アバカの繊維採取とマクラメ編み生産者の家庭訪問

滞在中、アバカの木から繊維を扱きとる作業を見学、また帯の編み手さんのお宅を訪問し、細かな作業を見学させて頂きました。

アバカの繊維扱き取る作業


  アバカの繊維採取とマクラメ編み生産者の家庭訪問

滞在中、アバカの木から繊維を扱きとる作業を見学、また帯の編み手さんのお宅を訪問し、細かな作業を見学させて頂きました。

名古屋帯の編み手さん

以上


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12月8日開催第50回ツキイチカフェ「亡き重度障害児の息子から学んだ『もったいない精神』」

  • 2019年10月31日

テーマ:亡き重度障害児の息子から学んだ「もったいない精神」

 

23歳で結婚し4人の子供を出産。そして、16年の専業主婦生活にピリオドを打ち離婚。その後重度障害児の息子を亡くす。40歳で正社員雇用となるも退職してNPO職員に!?さてさて何からお話しましょうか()

ツキイチカフェでの出会いも何かのご縁。落胆を原動力にしてきた日々を赤裸々にお話ししますので、皆さんの好奇心あふれるご質問をお待ちしています!〔守部 吾妻〕

フェアトレード・コーヒーを飲みながら、ゲストのお話をお聞きして、みんなで会話を楽しみましょう。どうぞ気軽にご参加下さい。


50回ツキイチカフェ活動写真

ゲスト:守部 吾妻(NPO法人essence副理事長・「食と福祉」に特化したプロシューマー)

1967年兵庫県赤穂市生まれ大阪市在住。おとめ座B型。

2012NPO法人essenceの立ち上げに携わる。現在は、障害者のお困りごとを「食」で解決するプロシューマーとして、また「まぜこぜの社会」を目指すイベンターとして活動中。


50回付イチカカフェゲスト写真

日時:128日(日)14001600

会場: 東山いきいき市民活動センター3階 302号室

605-0018 京都市東山区巽町442-9

定 員:20

参加費: 社会人800円、学生・会員500

    (フェアトレード・コーヒー、アバカ手編みコースター(初回参加者)、ブランドカードセット代を含む)

主催:NPO法人フェア・プラス、共催:東山いきいき市民活動センター

申込:NPO法人フェア・プラス

Tel075-744-0646FAX075-744-0945

Mail:  info@fairplus.org 

 

NPO法人フェア・プラス

600-8492 京都市下京区月鉾町52 イヌイ四条ビル3階Flag四条

Tel: 075-744-0646Fax: 075-744-0945

Mail:  info@fairplus.org 


以上

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10月5日開催第48回ツキイチカフェ「目指せ!ケアラーによるケアラーのための総合「笑」社」

  • 2019年10月07日

105日開催第48回ツキイチカフェは、松下一恵さん(紡ぐネットワーク代表理事)と娘さんのお二人をゲストにお迎えして、「目指せ!ケアラーによるケアラーのための総合「笑」社」をテーマに開催しました。

 

「介護はある日、突然始まります」という一言から、松下さんのお話は始まりました。

娘さんが小学生の時に、お父さんが事故に合われ、ご両親が別々の病院に入院されたため、松下さんは二つの病院に毎日のように通われました。その時、ご自分がケアラー(無償の介護者)だという自覚はなかったそうです。

その後、お父さんが亡くなれ、高齢になったお母さんを娘さんと二人で介護されています。


CIMG6411 (2)

多様化する社会を背景に、介護も老々介護、多重介護、ヤングケアラー、シングルケアラーなどなど多様化しています。多くのケアラーの人たちは、その自覚がないまま孤立(孤独)に陥っています。

松下さんは、ご両親の介護をされた時、職場は理解があり休むことができたが、将来どうなるのだろうかという不安が強かったそうです。その後、介護用品の営業をされた時に介護に携わる人たちが悩みを抱えて孤独に陥っていることを実感されたそうです。

 

これらのことがきっかけとなり、松下さんは「縁~ゆかり」を立ち上げました。認知症サポーター養成講座、高齢者疑似体験などの講座を開き、だれもが気軽に立ち寄れるコミュニティカフェをオープンしました。しかし、カフェを運営するため動けなるという課題が生じ、この活動を一旦休止しました。

松下さんは、その時の経験と広がったネットワークをもとに、2013年に「紡ぐネットワーク」を設立(2016年法人化)し、相談事業、ピアサポート、セミナー、講演会の開催などに取り組んでいるとのことです。


CIMG6412 (3)

松下さんからは、国の介護者支援は、認知症カフェの普及など、極めて限定的であり、介護者の支援に求められるものは、物理的、心理的、健康、情報、経済支援(就労)と多岐に渡っていると話されます。

介護保険の変更により、国は地域で支え合うことを求めていますが、都会の希薄になっている人間関係では、結局介護者の負担がますだけになっています。

また18歳以下のヤングケアラーの問題も深刻で、それが介護だとの自覚もない中で、友達にも相談できず、悩んでいる子どもたちが非常に多くあります。

長期の引きこもりの子どもの面倒をみる高齢の親の8050問題も深刻です。

さらに、50代の人が親を介護するため介護離職する人も今後10万人に上ると言われています。その人たちが再就職を求めても、再就職できる人は全体の43.8%、正社員につける人は20.6%と非常に少ないのが現実ですと、松下さんは話されました。

 

CIMG6413

松下さんは、経済的支えがある中で、「介護する人が笑顔で暮らせると要介護者も笑顔に」なれるとのポリシーに基づき新たな取り組みを始めています。「人を支援する人が食っていけない事業はおかしい」とのある人の言葉を待つまでもなく、福祉=ボランティア=無償奉仕という世間の誤解を払拭し、支援する側の生活を保障する、ケアラー支援拠点構想などの仕組み作りを目指しています。

 

その後、参加者との意見交換になりましたが、学生ボラティアからヤングケアラーという言葉を初めて知りました、周囲に介護している友だちの話を聞いたことがないけど、実は大勢いるのかもしれないですとの発言があり。また、参加者から松下さんの娘さんへの、学生時代に介護の問題に直面した時に、特に何が問題でしたかとの質問に、「困ったことは無限だいにありました」との答えが印象的でした。

 

CIMG6419 (2)

以上

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