NPO法人フェアプラス 事務局長Blog

第14回ツキイチカフェ「社会的養護ってなんでっか?」

  • 2016年08月22日

820日開催の14回ツキイチカフェは、田 雅夫さん(京都造形芸術大学こども芸術学科准教授、社会福祉士 臨床心理士)をゲストに迎えて、「社会的養護ってなんでっか?」をテーマに開催致しました。

浦田さんから、親が死去したり、虐待などの何らなの理由により親と一緒に暮らすことができなくなり、施設で暮らす子供たちの厳しい現実についてお話を伺いました。


浦田顔写真

施設で暮らす子供たちは、18歳になると「大人」として自立しなければなりません。十分な後のサポートが受けられず、一旦就職しても続けて働けなかったり、生活に困窮する人たちもいます。発達障害で社会とのコミュニケーションをとることが難しい人たちもいます。

その人たちの中には、お金も食べ物もなく、誰かに頼るすべもわからず、わずかリンゴ2個を盗むため強盗殺人を犯す人もいます。社会で暮らすすべがなく、寝る場所と食べ物が得られる刑務所に入るため窃盗を繰り返す人もいる、刑務所が唯一の安住の場所になっているケースもあることをお聞きしました。

社会へ出てからの厳しい現実を知った養護施設の子供たちは、「18歳になって施設から出るのが怖い」と、作文に書いてくる子供たちもいるそうです。


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一方で、虐待の件数は平成27年には10万件を超えてきており、虐待を通報する24時間対応の電話「189」も整備されてきましたが、この電話に対応する専門職の人たちは一般の行政職員で体制、人員があまりにも不足して電話を受けている職員の人たちが疲弊してきていること。また、「通報型社会」は、子供の泣き声が聞こえるとすぐに虐待通報をされることから、普通に暮らす親子が通報を避けるためシャッターを下ろしてひっそりと暮らすという、社会との隔離を生み出すという現実もあることを知りました。

 

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参加者からは、「あまりにもやるせない」、「もっとケアする人たちの充実が必要では」、「私たち社会の人間が他人事としてみてしまっている」、「もっと多くの人たちに現実を知ってもらいたい」、「メディアも他人事でない取り上げ方をすべき」など、多くの発言がされました。

また、福祉関係職の参加者からは、「施設を出る子供たちに、困ったときに困ったと言っていいことを知ってもらう、誰に相談したらいいか伝えていくこに、日々悩んでいる」などの感想が述べられました。


第14回ツキイチカフェ イメージ写真

浦田さんは、今年4月から施設を出て厳しい状況にある子供たちの受け皿となれよう「サロンド・ツキイチ」という活動を立ち上げたそうです。

今回、私たちもこの厳しい現実を「他人事」ですましてはいけないことを認識する、キイチカフェになったと思います。


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NPO法人フェア・プラス

事務局長 河西 実

9/10第15回ツキイチカフェ「未来を耕す。子達と共に」

  • 2016年08月17日

タイトル:「未来を耕す。子達と共に」


kids farm photo

左京区大原地区にて、子ども達と一緒に「はたけ」から「たべる」までの丸ごと体験ができる畑『キッズファームin大原』を2015年より運営。学生時代からフェアトレードに没頭し、当時はその道を一生歩んでいくとすら思っていたが、見えてきた現実や自身の環境の変化によって悩み、模索した結果たどり着いたのが農業だった。

フェアトレードと農業。かけ離れた2つの分野に共通するのはよりよい社会を目指したいとの思い。人生のチャレンジはこれからも続きます。(廣瀬 昌代)


フェアトレードコーヒーを飲みながら、ゲストのお話をお聞きして、みんなで会話を楽しみましょう。どうぞ気軽にご参加下さい。


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ゲスト:廣瀬 昌代(キッズファーム in 大原 代表)

子ども達と一緒に畑を耕す「キッズファームin大原」の代表であり、大学院生であり、二人の子を育てるママでもある廣瀬昌代さん。自身の思いを軸に、等身大で一歩ずつ目指したい社会に向かって歩んでいます。


日時:910日(土)14001600

会場:東山いきいき市民活動センター 和室

京都市東山区巽町442-9

 

定員 :20

参加費: 社会人500円、学生300円(フェアトレードコーヒー、アバカ手編みコースター(初回参加者)、ブランドカードセット代を含む)

申込:NPO法人フェア・プラス

Tel:075-525-0064

Mail:info@fairplus.org 

 

次回以降の予定

108日(土)小吹 岳志(フェアトレード・サマサマ&オイコクレジット・ジャパン事務局長)

11月12日(土)小谷 智恵アレルギーネットワーク京都 ぴいちゃんねっと 事務局長)

以上

 

和紙デザイナー佐藤友佳理さんから「呼吸する和紙」モビール

  • 2016年08月11日

アバカのクラッチバッグを購入下さった和紙デザイナー佐藤友佳理さんより、「呼吸する和紙」モビールを頂きました。クラッチバッグの美しさを評価して下さり、フェア・プラスのマリナオ村の人たちとのアバカ・マクラメ編みの伝統を守り、日本の人たちに伝える活動に共感して下さいました。

 
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佐藤友佳理さんは、愛媛県西予市明間(あかんま)、「観音水」の流れる山あいの集落を拠点とされ、自然に囲まれた静かな環境の中、独自の手法で和紙づくりに取り組んでいる方です。


モデルとしてロンドンで活動する中で日本の素晴らしさに気づき、日本に帰国後「作る側」にまわりたいという気持ちが強くなった。生まれ故郷の愛媛県内子町が「五十崎(いかざき)手漉き和紙」の産地だったこともあり、和紙作りに取り組むようになったそうです。


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糸を張り巡らせた木枠を二人がかりで大きな水槽に沈めて、漉きあげる"溜め漉き"というやり方。"浸けて上げる"というシンプルな工程の中、その時々で変わる水温、楮(こうぞ)の状態をみながら、自らのバランス感覚と勘を頼りに、一枚、一枚、漉いていく、そうして生まれたのが「呼吸する和紙」。透け具合が、ふつうの構造と全くちがっていて、風合いが非常に軽やかで、表情豊かになるそうです。

 

(佐藤友佳理さんのインタビュー記事)

http://ism.excite.co.jp/art/rid_E1401449359118/


E1401449359118_6[1]

佐藤さんから頂いた「呼吸する和紙モビール」をベランダに飾った時、日々慌ただしく過ごしている時間が緩やかになり、穏やかな気持ちになりました。

アバカ・クラッチバッグを通じた佐藤友佳理さん方、デザイナー、アーティストのご縁を大切に、活動を頑張っていきたいと思います。

 

NPO法人フェア・プラス

河西 実

 


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